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スタッフより
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過去の「スタッフより」
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【 2006年 1月〜12月 】

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2006/1/13 あけましておめでとうございます

対戦会の模様(1)  そろそろ賞味期限がきた挨拶ですが「あけましておめでとうございます!」

 時をさかのぼる事、昨年末12月28日。 『知・好・楽 新横浜店』にて、『NEW SPACE ORDER』プレイヤーが集い対戦会を行うとの急報に接し、新横浜に出撃しました。 店内でプレイヤーの皆様と合流し、対戦をしました。戦闘中、焦りました。 なぜなら「異なる文化圏との接触」(※)だったからです。 社内のメンバーで培った戦い方と、プレイヤーの方々が創った戦い方のギャップです。

 戦闘終了後にデブリーフィングを観るとそのギャップの理由がわかりました。 艦隊を生産する時期や、攻撃艦隊の編成の違いだけでなく、各国家の特性の活かし方が異なるのです。 例えば、私なら神聖宗教国を選んだ時点で、ユニットの優秀な移動速度を利用したゲリラ奇襲戦で翻弄し決定的な大艦隊戦を避けます。 そして、開発スピードの速さを利用し最新兵器(「神罰要塞」等)の早期投入による勝利を考えます。

対戦会の模様(2)  ですが、とあるプレイヤーの方は、開発スピードの速さを艦船数を揃える事に利用して主力艦隊とし、領内深く待機させます。 そして、優秀な移動速度は、どこから進入するかわからない敵艦隊の迎撃と迎撃地点への迅速な移動に利用し、主力艦隊戦を堂々と決戦を挑みます。 うーん。理屈で書いてしまうとうまく伝わらないのですが、とにかく「戦いに対する思考の差を感じつつ戦う事に心躍った」のでした。 プレイヤーの皆さん! 楽しい戦いをありがとうございました。

 では、来週から、軍事帝國の宇宙進出物語を開始させていただきます。それでは、長文になってしまいましたが失礼します。

※: 「異なる文化圏との接触」といえば、元寇を思い出します。 攻め込んだ元軍の兵士も、「やぁやぁ我こそは!」と目と鼻の先まで接近して名乗りを挙げる日本の武士に面食らったでしょうね。 しかも万単位の戦いで一騎討ちとは…
 海外に旅行すると、情報流通の発達した今でも異文化のギャップを楽しむことが出来ます。 そういった、精神的な驚きを盛り込みたいという思いが、『NEW SPACE ORDER』に少しは発露できたかしら。
「やぁやぁ我こそは!」といえば、何かの本で外国アニメ評論家が「日本のアニメキャラクターが、敵と戦う前に自分のキャラクター名を叫ぶのは、源平以来の日本武士道の名残である」と分析しておりました。 うーん確かに、アメコミヒーローは戦う前に名前を言わないなぁ…(笑)

総統
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2006/1/20 軍事帝國 1/8 - 民族の英雄 -

総統官邸より 「今より昔、余の使命は我が帝國の安寧と秩序の回復であった。余はその為に混乱の中に独り起ち、必ず訪れる勝利の為に闘ったのである。 幾多の英雄が余に命を預け、さらにその英雄に国民総てが命を預けた。そして彼等は遂に成し遂げたのである。 我が帝國の歴史は勝利の歓呼によって始まったのを我らは忘れてはいないであろう」

 群衆の前で演説する総統の傍らで、昔と変わらぬ若々しさを保っている彼の横顔を見ながら、彼と歩んだ人生を思い出していた。 惑星全土を吹き荒れた未曾有の砲火の中で、我々の帝國は出現したのだった。 当時、世界秩序の不安定さは、民衆による反戦運動を激化させ、各国の指導者達は軍縮と平和の道を模索し始めた。

 その様な中、力による真の平和を唱える若き日の総統が出現したのである。 彼は各国指導者の一時凌ぎの平和を批判し、絶大なひとつの力による永遠の平和を望んだのである。 軍人の統べる覇道国家による揺るぎない平和を得る為に、今を生きる我々が血を流す義務がある、と力説したのだった。

総統
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2006/1/27 軍事帝國 2/8 - 真の平和 -

父の凱旋  当時、街に溢れた戦争帰還兵の一人だった私は、なんの実績もない若い政治家である彼の言葉に共感した。反戦運動は我々軍人にとっては快いものではなかった。
 時代と逆行する彼の考えは、私達多くの戦争帰還兵の行き場のない不満を吸収して膨張していった。帰還兵を中心とした賛同者の集団は、彼の言葉に強制力を持たせた。そして、大きな人の集まりはやがて国家を揺るがした。

 彼が帝國の独裁者として総統と呼ばれる頃には、世界屈指の軍事大国となっていた。彼の指が地図の上を進めば、その土地は我々の軍靴の下にあったのだ。そして、多大な犠牲と共に敵対する全ての国を軍事占領したのだった。
 国境はもはや存在しない、彼は自分の考えを、優れた政治力と戦争指導により証明して見せたのだ。私は今も彼の理想の実現の為に共に戦えた事を誇り思っている。
 惑星上の唯一無二の力は、戦争の起き得ない真の平和を全ての人々にもたらしたからだ。

総統
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2006/2/3 軍事帝國 3/8 - 勝利の報酬 -

英雄の報酬 「・・・だが思い出せ。過去に我々は何に勝利してきたのか? 組織か、国家か、世界か、異なる意思か。我々は多くの犠牲を礎にそれらに勝利した。思い出せ。我々は何を犠牲にしたというのか? 数多の英雄の血と涙、そして命か。我々は多くを得るべくそれら犠牲を甘んじた。では、我々はその勝利と犠牲を以て一体何を手に入れたのか? 統一か、秩序か、安定か。そして我々は得たものを今も持ち続けているのか。そうではない。我らは何も手に入れてはいない。 いや、一度は得ながら失ったのだ。何故ならば、我らの得るべき報酬は『勝利』そのものに他ならないからである!」

 民衆は総統の怒りにも似た叫びにざわめき、押し黙った。私も総統の言葉に疑問を感じた。勝利がないのは、真の平和が達成された喜ばしい結果ではないのか?

総統
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2006/2/10 軍事帝國 4/8 - 総統の存在 -

帝都  勝利という報酬以上に、兵士の命を代償として支払う事を嫌っているのは総統自身ではなかったのか?

 総統は戦争終結と同時に多大な国家予算を投じ真っ先に始めた事がある。 それは、戦傷者を治療する為の遺伝子研究で、元軍医の総統の、軍人に対する優しさの現れであると感動したものだった。

 最近の総統は変わった。いや、総統は変わらなかったのだ。そういっさい何も変わらなかった。 私が名誉職の陸軍元帥となると、私に総統代行を命じて総統は忽然と国民の前から姿を消したのだ。 それから四十五年間、帝國の運営を私は行った。総統の国葬も行われない為、総統の生死の噂について国民は私に質問してきた。 私は言葉を濁し曖昧な説明を繰り返したのだった。まさか、総統代行の私も知らないと言えば、帝國は大混乱に陥る。 私は宣伝省に命じ、この話を禁忌とする風潮を作った。

総統
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2006/2/24 軍事帝國 5/8 - 帝國の組織 -

素晴らしき軍政  私の余命は尽きようとしており、後継者について頭を悩ます中、再び総統が現れた。私は総統の半世紀前と変わらぬ若さを見て戸惑った。 だが、総統代行の重責に耐えていた私には、目の前に総統がいるという喜びが先にたった。組織さえ確立されてしまえば、必ずしも優れた指導者は必要ではないという論は嘘である。 時間の流れの中で組織は、次の英雄が出現するまでの時間を稼ぐ役割しか果たせない。

 総統の変わらぬ容貌に対し、様々な憶測が囁かれた。しかし、総統が他惑星への移民進駐計画の実施命令を下すと、偉大な歴史的事業に関われる喜びが民衆を包み込んだのだった。 総統は、増え続ける人口問題を誰もが思いつかないような方法で一挙に解決したのだ。
 しかし、移民進駐計画により、千年帝國への新たな礎が築かれようとする今、何に対して勝利しようと言うのか…

総統
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2006/3/10 軍事帝國 6/8 - 人々の驚き -

歩兵の本領 「…平和は尊い。安寧は余の悲願でもあった。我らはそれを得た。我らを脅かす敵はもはやいないはずだった。得た勝利は永久に続くはずだったのだ。 しかし、その夢は破られたという事を、我らは自覚せねばならない。我が帝國は、その生活圏外…つまりあの空の星の中に『異なる文明圏の存在』を確認したのだ。 未だ接触はないが、帝國の生活圏との交叉は時間の問題となろう。一体彼等は敵か味方か?」

 私は群衆の前で、総統の言葉に彼らと同じように驚きを共にする事を必死に押さえた。私でさえ知らない計画が、総統の指示の元に行われていたとしか考えられない。総統は、空白の半世紀にいったい何をしていたというのだ。

総統
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2006/3/24 軍事帝國 7/8 - 総統の言葉 -

我が民族の子孫の為! 「その答えを余が国民に問うのは愚かであろう。余は学んだのだ、真の安寧とは我らのみ住まう生存圏でなければ達成できない事であると。 安寧を呼ぶ勝利とは複数の力の存在を認めない事であると。そして敵を排除してこそ、永劫続く『真の勝利』を得る事になると。」

「我が帝國は『異なる文明圏』の動向を伺う気はない。何故なら、返事を訊く必要がないからである。我が帝國こそが、彼等に解答を与えるのだ。 我が帝國はもはや、過去の過ちをくり返さない。回答は迅速に下されねばならない。一度得ながら失った、勝利の報酬を取り戻さねばならない。 また再び国民総てが勝利を得るためなら、余は躊躇わず『かりそめの平和』を引き剥がすであろう。」

「英雄の末裔よ、その記憶にある誇りと名誉を取り戻せ!」

総統
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2006/4/7 軍事帝國 8/8 - 国民の誇り -

熱狂が時代を創る  大きな歓声が総統を包んだ。私は人生の終る間際で、誰の想像の範疇にも収まらない総統の偉大さを再認識した。 活力と希望に溢れた国民の無数の顔。彼らを帝國国民である誇りに満たす事が出来るのは貴方だけなのだ。

 ああ、私の総統。私に若さがあれば、あなたの一指となって軍団を率い、まだ見ぬ新しい戦場で戦いたかった。ああ、愛しい総統。総統万歳!

「…我が帝國は本日を以て航空宇宙総軍を創設し、再軍備と戦時動員を発令する。 そして敵対文明に対し宣戦を布告する。真の平和の為、彼等を宇宙から駆逐殲滅するものである!」

 帝國国民は、指導者の言葉を熱狂に身を任せ、万歳の声と共に承認した。

総統
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2006/4/21 お久しぶりです

ユッタラフ  総統です。

 軍事帝國の宇宙進出は、科学技術の延長線上で必然的に行われたのではなく、一人の人間の意志によって行われたというところが民主連邦のと異なります。 他の存在を認めない事による真の平和への理想が、新たな戦端を開く切欠になってしまいます。 軍事帝國の総統は、宇宙に真の秩序をもたらす者なのか、国民を戦いに導く者なのか。 その答えさえも、総統の指導能力と総統を支持する国民の力にかかっているといえるでしょう。 国民の力の結晶ともいうべき艦船は、「ユニットリスト」に説明がございます。 あわせてお読み頂ければ幸いと思います。

 次回からは、神聖宗教国について物語らせていただこうと思います。

 神聖宗教国といえば、エイプリルフールの「にゅ〜すぺ〜すお〜だ〜☆ミ」はいかがだったでしょうか。 普段の路線から脱線してしまいましたが、多数のアクセスを頂き、今まで『NEW SPACE ORDER』を知らなかった皆様にも『NEWSPACEORDER.COM』を見てもらえた事を喜んでおります。 エイプリルフールを機会に知っていただいた皆様、挨拶が遅れましたが、今後とも宜しくお願いいたします。

総統
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2006/5/12 神聖宗教国 1/5 - 純粋な想い -

街  一神教の宗教国家である。 神のもとに、全ての人々が平等に生活している。

   彼らの神に名前はない。神の教えを知った人々の心の深遠に残る神への「純粋な想い」。 これを自分の心の中に持つ幸せと安らぎこそが大切なのである。 それに名前を付ける事の愚かさを彼らは知っている。 もし、「純粋な想い」に名前を付ければ、それを感じ多くの人々に広めた教えた者の名前を冠し、多くの宗教が生まれるだろう。 そして、それが後に争いを生む。争う者達の「純粋な想い」の根源は同じであるのに。
 
 神という言葉さえも必要ない。 だが、不意に人の集団同士が不幸な出会いをした時、神という言葉を声高に言わねばならなくなった時、人の創った神という言葉は独り歩きをし始めるのかもしれない。 血の足跡を残し…

 遠い昔より伝承されている聖典が彼らの全てであった。 聖典はいつ誰が作ったのか全くわからないが、難解な神の言葉で記されている。 聖典には、道徳、文学、礼儀、建築、音楽、科学等の人々が豊かで幸せに生きる為の全てが記されている。 この聖典を全て紐解いた時、人々はより、「純粋な想い」に近づけると信じている。 気の遠くなる様な昔から、人々は聖典を解読し続け、聖典の言葉を守り続けた。 国の代表者は聖典代行者である。各教区長から選出され、聖典の教えを元に人々を正しい道に導く事が職務である。

総統
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2006/5/26 神聖宗教国 2/5 - 聖典代行者 -

解読  聖典代行者が行う職務の中で、聖典の解読が最も重要である。 彼は数百の解読官に対し、解読を進める箇所を示す。 そして、数千の技官に聖典に神の業の具現化を命じるのである。 また、聖職者を通じて国民を導き、聖典の伝導も行う。

 国民のほとんどは農業を生業としている。 農業こそが神の作り出した天地から、直接的に恵みを受けられる尊い職業である。 地に小さな種を埋めれば、天からの光と雨が大きな作物を育て、糧となる。 この素晴らしいシステムは、神の力によって創られたのである。

 人々は農業を通じ、神を意識する。 勤勉な国民は収穫祭を唯一の娯楽とし、大いなる力への感謝を忘れず満ち足りた生活を送るのである。

総統
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2006/6/9 神聖宗教国 3/5 - 神の気配 -

収穫  彼らの惑星は、洪水や日照りが度々起こる変転きわまりない過酷な自然環境であった。 聖典の技術により、人々の生活は、少しづつ豊かになってきた。

 しかし、時として、容赦のない自然災害が収穫物を一瞬にして無に帰させる。 聖職者は、聖典の技術を有効に行使しているのか神に試されていると考える。

 彼らの中に、神の名を騙り人々を支配しようとする者は存在しない。 自然に接し、圧倒的な神の気配を感じて生活する彼らに、邪な考えが入り込む余地などないのである。

総統
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2006/6/23 神聖宗教国 4/5 - 生命船と聖女 -

幼女にお仕え  その様な彼らが、宇宙進出を果たすのも聖典解読の結果であった。 聖典に生命創造に関する事項があったのだ。 彼らは長い年月をかけて生命を創りだそうとした。 もちろん、生命を創ると言う行為に何の躊躇も背徳感もない。 神がその道を示したのだから。

 技官達は人口羊水に浮かぶ奇怪な生き物を出現させた。 この小さな生き物は、やがて家のように大きく成長した。
 そして、小さな偶然から、物言わぬ生き物を操れる事がわかったのだ。 この生き物は幼女にのみ反応を示すのか!?

 研究は進み、生き物は雲よりも大きくなった。 そして、生物の核に、感性が優れた14歳の少女を挿入すれば、生命は少女の意のままに動く事がわかった。
 神の生命と一体となる栄誉を得た少女は、その献身と引き換えなのか核内では、時を止めその若さを保ち続けるのだった。 やがて、少女たちは生きながらにして聖女の列に加えられた。

総統
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2006/7/7 神聖宗教国 5/5 - 神の天地 -

核入実験  少女とともに育った生き物は、全体をひとめで見る事ができないほど大きくなった。 そして、初の生命核内挿入実験が行われようとしていた。 生き物と少女がひとつになるのである。

 管を通じ少女が生命船に導かれていく。 聖典代行者は、急にひどく怖ろしくなり自責の念にかられた。 少女は小さな頃から、この生き物と心を通わせていた。 神の創造物であるから誰も口にしないが、醜い肉塊である。 神官の、いや私の指示で、友達よりも生き物との交流を優先させた。 きっと、まだ恋も知るまい。 そして、この私の足元で息づく、巨大な肉の中で誰も居ない天空を彷徨うのである。

 管の中をゆっくりと落ちていく少女と聖典代行者の距離は遠い。 少女の表情は見えない。 聖典代行者は、せめて「少女が安らかな心であれ」と祈るのであった。

 生き物は少女と共に天空に飛び立った。 神は、彼らに美しい星々を与えたのだ。 少女が見つけた新天地へやがて多くの人々が移り住む事になるだろう。 宇宙の全ては、神と彼らの物なのだから。

総統
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2006/7/21 暑中見舞い

ユッタの夏!  海山の恋しい季節となりました。 また、連日厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

『神聖宗教国』の宇宙進出物語を読んでいただきましたが、この国は最も特殊な国家です。 他国家の戦艦に相当する生命船『主神力船』等も一人の少女の意思によって、操られています。 艦長以下数百の人間が操る戦艦に比べ、高い機動力を発揮する事ができる為、戦術単位の戦闘では、プレイヤーの操作を最も戦果に反映できる国家です。
 これらの生命船は「ユニットリスト」にございますので、ご覧頂ければと思います。

 次回からは、『封建王朝国』の宇宙進出の物語を綴りたいと思います。

 それでは、これから夏休みになる方もいらっしゃるかと思いますが、海!!!、山!!!、そして『知・好・楽』新横浜店高田馬場店の『NEW SPACE ORDER』もお楽しみいただければと思います。

総統
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2006/8/4 封建王朝国 1/6 - 天下と天上 -

城郭都市  数千年にわたり分裂と統一を繰り返す戦乱の時代。 そのような中、天下統一を果たした国家が出現した。
 覇者と称された強大な王を頂点にした封建国家である。 王は有力な者を諸侯に封じ、土地とその税収権を与えた。

 統一を果たした覇王以後、優れた後継者に恵まれなかったが、戦乱に飽きた多くの民草の心を捉え、長い平和を維持し続けた。 

 そして、何の前触れもなく、この国家は、誰もが思いもよらない偉業を成し遂げた。
 宇宙進出である。
 人々にとって、天下が全てである。天上とは観念であり、思想上の世界であった。 天上への進出を理解できる者は、殆どいなかった。 技術と文化が隔絶した偉業である。

総統
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2006/9/1 封建王朝国 2/6 - 偉業と皇帝 -

民草を移植  宇宙進出は、科学を奨励する王の出現によって成された。 空を飛ぶ乗り物すらない国が、宇宙進出技術を得たのである。 この国の文明にとって、分不相応な科学力の出自は明らかではない。 王は技術者に突然得た科学の研究や解明を許さず、利用のみを指示した。 この科学の根源を知ろうと試みる者は、人知れず消えていった…

 突如与えられた科学力に、関連技術が追いついていなかった為、特殊な艦船が出現した。 水上櫓船にしか見えない宇宙船である。 多くの民がこの船で強制移住させられたが、まさか夜空に瞬く星に移住させられていると気付く者は居なかった。

 そして、気が遠くなるような時が流れた。やがて、数百の惑星を版図とした。

 更に数代を経て、王は考えた。 広大無辺の天地を支配する自分とその血脈こそは、「徳は三皇を兼ね、功績は五帝に勝る」ものだ。 自分は伝説上の帝王や神をも越える存在である。 この前代未聞の偉業を称えるに、帝王などという称号では足りない。

 王は「皇帝」という新称号を創り出し、自ら号した。

総統
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2006/9/15 封建王朝国 3/6 - 法と勅令 -

法家の弁舌  初代皇帝の元、新しい国が作られた。法による中央集権国家である。 精密な法律と官僚組織が、全支配宙域の人民を縛り付け、そして安全を保証した。
 法の元、皇帝以外は全て平等となった。 血のつながりで権力の継承ができるのは皇帝だけである。 これは、数千年続いた氏族支配を終演させる画期的な事であった。

 諸候に対し、勅令が発せられた。

〜諸侯は封土を皇帝に返還せよ。以降、皇帝の代行者である官吏が統治する〜

 封建制度から中央集権への強引な移行である。 反乱を起こした諸侯は英明な初代皇帝により鎮圧された。 新しい宇宙の秩序が強引に確立しつつあった。

 しかし、諸侯召還の勅が発布された後に、初代皇帝の天命が尽きた。 心ならずに皇帝の星へ向かう諸侯は、これ幸いと封土に戻り、皇帝より派遣された官吏を軟禁した。

総統
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2006/10/6 封建王朝国 4/6 - 法と力 -

二十八宿  始皇帝を継いだ二世皇帝が指導力を発揮できない事を知るや、二十八の諸侯は各地で独自の外交と勢力拡大の争いを始めた。 二世皇帝は、決して暗愚ではなかったが、偉大な始皇帝と比較されれば、凡庸との風評を流されるのは必然であった。

 各地で戦乱が起こった。 二世皇帝の周辺宙域は、始皇帝の残した皇帝直轄艦隊の存在により、かろうじて秩序が保たれた。 本来、法の威令によって保たれるべき秩序は、力によってしか維持できない時代に戻ってしまったのである。

 そして、離合集散の末、皇土を中心に東西南北に、それぞれ箕(き)・参(さん)・軫(しん)・斗(と)の四諸侯が大勢力として君臨したのであった。

総統
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2006/10/20 封建王朝国 5/6 - 玉と兵 -

玉狄狩り  四諸侯は二世皇帝を守るという大義名分の元、自ら王を名乗った。 王朝にとって不幸だったのは、二世皇帝が暗愚だった事である。
 二世皇帝は、諸侯から献上された美しく巨大な玉に魅入られ、その玉で宮殿を飾りたいと考えた。 これは、諸侯の謀略であった。玉を採取するには、軍船が必要なのである。

 宇宙の果ての辺境には、大きな宇宙獣"玉狄"が生息していた。 玉狄は背中に深紅の玉を持ち、一匹で多数の軍船を破壊する凶暴な生き物である。
 これを狩り、玉を皇帝に奉るという名目で、諸侯は軍船を次々と作り始めたのである。

 二世皇帝の玉狂いに拍車をかけたのは、天女玉である。
 天上の神秘か、はてまた玉狄に喰われたのか。 稀に、美しい少女の亡骸が入っている玉がある。
 この朽ちない少女入りの玉は、天女玉と呼ばれ皇帝が最も欲したのであった。

総統
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2006/11/17 封建王朝国 6/6 - 勅と王位 -

帝が認めずとも王なり  二世皇帝が崩御し、三世皇帝の世になった。 三世皇帝は政務に就くと、宮殿の玉を砕き、天女玉を二世皇帝の眠る陵墓に葬った。 「朕は玉を欲せず、玉狄狩りに名を借りた軍船生産を止めよ」との意思表示であった。 皇帝は、諸侯から軍拡の大義名分を奪ったが、同時に諸侯を懐柔する勅令を出した。 それは、王号勅令と呼ばれ、四諸侯を正式に王と認めるものであった。 これにより天下安寧は保たれると考えた。

 自称王から正式な王と成った箕王は、自ら皇帝の宮殿に参上し、礼を述べた。 参王と斗王は、返礼の使者を送るのみであった。 軫王に至っては、皇帝の勅使を斬った。
 先祖が伝え威権を培ってきた王位を追認する勅令は、軫王家への侮辱と考えたのである。 二世皇帝時代に玉狄と戦い、先祖の血と共に獲得した星々は、軫の領土である。 王位を受ければ、形式的にも皇帝から与えられた領土となってしまう。 たった三世代の皇室を敬い、臣従するつもりは元々無かったのである。
 軫王は、勅使の首を軍船の舳先に晒し、兵を動かした。 皇帝の想いとは裏腹に、王号勅令は戦端を開く切欠になってしまったのである。

 四諸侯戦国期の幕が開けようとしていた。

総統
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2006/12/08 『封建王朝国』の特徴

宙底魚雷艦  お久しぶりです。総統です。

 今回は『封建王朝国』の宇宙進出物語に続きまして、ゲーム面での特徴です。 この国の特徴は、なんと言っても生産能力の高さにあります。 主力となる戦艦種『闘艦』の大軍は、結果的に少数の敵の側面まで包む込み、側面攻撃ボーナスとあいまって高い攻撃力を示します。 性能は他国の艦船に比べて劣りますが、それを補う量産性能を持っています。この特性から、初心者向きの国家です。
 しかし、戦場で多用する戦艦種や護衛艦種以外は、癖の多い艦船が揃っています。 奇抜な戦略を望めば、上級者向きの国家になります。 例えば『宙底魚雷艦』は、範囲攻撃を持つミサイルを3方向に発射します。 多数の敵を一瞬で破壊できますが、範囲攻撃は味方にも被害を与えるので、使い方が悪いと一瞬で味方が消滅する場合があります。

 余談になってしまいますが、この国のユニット名称は、見て頂いた通り中国の文化を参考にしました。
各種艦船(『闘艦』『走舸艦』『蒙衝』など)は古代中国の艦船名が、防衛衛星(『辰星』『螢惑』など)は五行説の天体区分が由来になっています。 また、「封建王朝国 4/6 - 法と力 -」で二十八諸侯とありますが、中国の占星術で使われる「二十八宿」を参考にしました。

総統
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2006/12/27 年末のご挨拶

ゲイレルルの槍  今年も、もう数える程になりました。お元気で年末をお迎えのことと存じます。

 つい先日、『知・好・楽 新横浜店』にて、ファンの方主催の対戦会が行われました。 皆様にお会いし戦いたいと考え、お店付近まで伺ったのですが、全員にお会いする事ができませんでした。 この場を借りまして、ご挨拶させて頂きます。
「『NEW SPACE ORDER』を楽しんでいただき、ありがとうございます。」


 年末にも、『知・好・楽 高田馬場店』にて対戦会が行われるという情報をキャッチしました。 私は参戦できませんが、今年の締めにプレイするゲームとして『NEW SPACE ORDER』を選んでいただき感謝いたします。

 今年は、『NEW SPACE ORDER』を応援していただいている皆様の圧倒的なパワーに励まされた一年でした。 来年は、皆様の応援に報いる年になるように努力いたします。

 今年一年の心からの感謝を込めて。お元気で新春を迎えられますように。

追伸
 本日壁紙を追加しました。 また1月1日には、毎年恒例「ちょっとだけお正月バージョン」になります。 来年も『NEW SPACE ORDER』をよろしくお願いします。

総統
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